2010年11月05日(金) こんな立派なお寺があったんだ!
■ [遺跡][建築]教尊寺経蔵修理現場
大分県指定有形文化財 教尊寺経蔵保存修理現場説明会が本幸崎の現地で行われるので、地元出身のTETさんと見学に出かけた。
入口には面白い形の建物がある、太鼓櫓だそうだ、他に鐘楼もある、寺は梵鐘が普通で大鼓は神社の特徴なので、神仏習合の時代の名残か。
まずは本堂で設計者の(有)夢和詩生伝統建築研究所から詳しく説明を受け、そのあと現地へ。
施工の(株)小山社寺工業所の担当者からヘルメットを渡され素屋根の中へ。
現場の人から詳しく説明を受ける。
輪蔵(りんぞう):チベットのマニ車の巨大版?、お経を入れる引き出しが3×9個付いた面が8面で216個(108の2倍だな)あり、それが回転する仕組みだ、私も初めて見るものだ、ここは真宗本願寺派だが、真宗以外ではみられないそうだ(あとで調べてみると西本願寺には立派な輪蔵があるが、真宗以外にもあるようだ)。
経蔵が造られたのが文化14年(1817)で、輪蔵はそれより20年ほど前に京都で造られたもの。
経蔵を全解体をして、輪蔵を一旦移動し、地盤が悪いので鋼管杭を打って石積みを再築し輪蔵を戻して、再建築、木材はできるだけ保存して組み立てる。
登り桟橋を登り、小屋組みを間近で見る、特殊なカナワ継ぎで痛んだところを補修、外観をなるべく残すように内部のみ新材にしている部分もある。
土台と柱は栗、小屋組みは地松でこの上にモヤ、垂木があり竹小舞の上に瓦を葺く。
寺の玄関が立派だ、唐破風の瓦が波模様でうろこ型になっている、これは豊後だけの特徴だそうだ。
また次回、工事が進んだときにまた見学に来よう。
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